Microsoft 365 契約ライセンス以上にメールアドレスを使う方法
「メールアドレスがもっと欲しいが、ライセンスは増やしたくない」
「契約しているライセンス数を増やさず、複数のメールアドレスを使いたい」
といった悩みは、Microsoft 365(旧 Office 365)を運用している場合においてよくある課題です。
本記事では、ライセンスを追加せずにメールアドレスを増やす代表的な方法である、
メールエイリアスの追加と共有メールボックスの活用について解説します。
メールエイリアスで複数の受信アドレスを設定する
Microsoft 365 では、
1つのユーザーアカウントに対して複数のメールアドレス(エイリアス)を設定することが可能です。
これにより、追加のライセンスを割り当てることなく、複数のアドレス宛てのメールを1つの受信トレイで受信できます。
メールエイリアスの主な特徴
- 受信専用アドレスとして複数追加可能
- 送信時の差出人として選択は不可
- ライセンス不要、管理者が追加設定
エイリアス追加の参考手順
▶ ユーザーに別のメール エイリアスを追加する(Microsoft公式)
共有メールボックスを利用する(送受信可能・ライセンス不要)
共有メールボックスとは、複数のユーザーで共用できるメールボックスであり、50GBまでであればライセンス不要で使用できます。
さらに、送信者としても利用可能なため、「info@」「support@」などの代表アドレスに最適です。
共有メールボックスのメリット
- 送受信どちらも可能
- 複数ユーザーで利用でき、誰が対応したかの把握も可能
- ライセンス不要(50GBまで)
- 100GBまで拡張したい場合は、Exchange Online Plan 2 以上のライセンスが必要
共有メールボックスの参考手順
▶ Exchange Online の共有メールボックスについて(Microsoft公式)
注意点
- 共有メールボックスにアクセスするユーザーには Exchange Online ライセンスが必要です
- 50GB を超える場合は、共有メールボックスそのものにライセンスの割り当てが必要です
オブジェクト数の制限について
共有メールボックスの作成数には直接的な上限はありませんが、Microsoft 365 テナント内で作成できる全オブジェクト数には制限があります。
オブジェクト数の上限
- 独自ドメインを登録している場合:30万オブジェクト
- 独自ドメイン未登録の場合:5万オブジェクト
※ オブジェクトにはユーザー、グループ、共有メールボックス、リソースなどが含まれます。
まとめ:ライセンスを増やさずにメールアドレスを増やすには
以下のいずれかを活用することで、ライセンス数を増やさずに複数のメールアドレスを運用できます。
| 方法 | ライセンス不要 | 送信可能 | 用途 |
|---|---|---|---|
| メールエイリアス | 〇 | ×(受信専用) | 複数名義の受信アドレスをまとめる |
| 共有メールボックス | 〇(50GBまで) | 〇 | 代表アドレスの送受信やチーム運用 |
「info@」「sales@」など、複数ユーザーで共有するアドレスは共有メールボックスがおすすめです。一方で、受信のみで問題ない用途であれば、メールエイリアスの方が簡単に運用可能です。




コメント