
Microsoft Office製品の共存可否と展開について執筆しております!
Office製品を複数共存させたい!
Microsoft 365 や Office 2019 など、複数のバージョン・インストール形式の Office 製品を
同一PCにインストール(共存)したい場合、その可否や注意点について正確に理解しておくことが重要です。
この記事では、Officeの共存条件や展開方法、を詳しく解説します。
共存可否を確認しよう!
Office製品の共存は、以下の3点で可否が決まります:
1.インストール形式(C2R形式 or MSI形式)
2.内部プログラムのバージョン(例:16.0など)
3.Officeアプリの重複有無(例:Wordが2バージョン存在するなど)
インストール形式
共存させたい製品2つのインストール形式を確認しましょう。
C2R形式と、MSI形式があります。
どちらに当てはまるか、確認しましょう。
C2R形式(クイック実行形式)
例:Microsoft 365(Office 365)、Office 2013/2016/2019/2021/2024、ボリューム
ライセンス版Office 2019/2021
MSI形式(Windowsインストーラ形式)
例:Office 2010以前、ボリュームライセンス版 Office 2013/2016
内部プログラムのバージョン
共存させたい製品2つの内部バージョンを確認しましょう。
Microsoft 365 / Office 2016 / 2019 / 2021/2024 → 16.0
Office 2013 → 15.0
Office 2010 → 14.0
◼ 共存可能な組み合わせ例
インストール形式と、内部プログラムのバージョンを確認したところで、
それぞれを比較してみましょう。
組み合わせ 共存可否
MSI形式同士 ✅可能 問題なし
C2R形式 + MSI形式 ✅条件付き 内部バージョンが異なる場合のみ可能
C2R形式同士(同バージョン) ✅条件付き アプリ重複がなければ可能
※ bit数(32bit / 64bit)も揃える必要があります。
Office展開ツール(ODT)を使った導入手順
Microsoft 365 AppsをWord、Excelなど特定アプリだけに絞って展開したい場合、ODTの利
用がおすすめです。
※最新情報を確認するようにしてください!
https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-apps/deploy/overview-office-deployment-tool
まとめ
Officeの共存は 形式・バージョン・重複アプリ に注意です。
同一アプリ(例:Word)の重複共存はできないです。
Microsoft 365 Apps の柔軟展開には ODT が便利になりますが、
共存できないときは、アンインストール→再展開をすると、とても大変です。
複数バージョンのOffice環境を維持するには、事前の設計とライセンス把握が非常に重要で
す。