Outlook クライアントで「Inbox」など英語表示の共有メールボックスを日本語に変更する方法
Outlook クライアントにて、
共有メールボックスのフォルダー名が「Inbox」「Sent Items」など
英語で表示されてしまう場合、
以下の手順により日本語表記へ変更することが可能です。
🌐 Outlook on the Web から言語設定を変更する方法
- Outlook on the Web にサインインします。
- 画面右上のユーザーアイコンをクリックし、[他のメールボックスを開く]を選択します。

- 表示を変更したい共有メールボックスのアドレスを入力し、[開く]をクリックします。

- 右上の [設定(歯車マーク)] をクリックし、[全般] を選択します。
- [全般] > [言語とタイムゾーン] をクリックします。
- [言語] を「日本語 (日本)」に設定し、[保存]をクリックします。


💡補足:
すでに「日本語 (日本)」が設定されている場合は、
一度「英語 (English)」など他の言語に変更してから再度「日本語」に戻すことで、
フォルダー名が更新されることがあります。
💻 PowerShell を使用して言語設定を変更する方法
■ 事前準備
PowerShell から Exchange Online に接続する必要があります。接続方法は以下の公開情報をご参照ください。
参考情報:
Exchange Online PowerShell に接続する
Exchange Online PowerShell に接続する | Microsoft Learn
■ 共有メールボックスの言語設定を変更するコマンド
Set-MailboxRegionalConfiguration -Identity <対象の共有メールボックス> -Language "ja-jp" -DateFormat "yyyy-MM-dd" -TimeFormat "H:mm" -TimeZone "Tokyo Standard Time" -LocalizeDefaultFolderName:$True
実行例:
Set-MailboxRegionalConfiguration -Identity maiboxex@contoson.com -Language "ja-jp" -DateFormat "yyyy-MM-dd" -TimeFormat "H:mm" -TimeZone "Tokyo Standard Time" -LocalizeDefaultFolderName:$True
■ 設定が反映されたか確認するコマンド
-
- 言語設定の確認:
Get-MailboxRegionalConfiguration -Identity <対象の共有メールボックス> | select Language
-
- フォルダー名の一覧表示:
Get-MailboxFolderStatistics -Identity <対象の共有メールボックス> | select Identity
📌 注意点
- 設定の反映には時間がかかる場合があります。
- Outlook クライアントを再起動することで反映されることがあります。
以上の手順により、Outlook クライアントにおける共有メールボックスの英語表記フォルダーを、日本語に戻すことが可能です。
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