【Officeインストール時のエラー】
Office 製品のインストールまたはライセンス認証時に
“エラーコード:0x80041014“
が表示されるケースについて、
その原因と対応策を解説します。
エラーコード 0x80041014 とは?
このエラーは、単なる Office のライセンス認証エラーではなく、
Windows 側のシステム
(WMI:Windows Management Instrumentation)に関連するトラブルを示すことが多いです。
MSDN上では WBEM_E_INITIALIZATION_FAILURE として定義されており、
WMI リポジトリの破損が疑われます。
参考:
https://msdn.microsoft.com/jajp/windows/mt300894(v=vs.80)

WBEM_E_INITIALIZATION_FAILURE = 0x80041014,
0x80041014の主な原因
“エラーコード:0x80041014“の原因は、下記の場合があります。
Windows OS 自体の不整合・破損
旧バージョンOSとの非互換や、
特に、新規PCや購入直後の端末でこのエラーが出る場合は、
Windows自体に問題がある可能性があります。
プロダクトキーの入力ミスや不一致
MAKキー、プロダクトキーの不一致でも表示されるエラーメッセージです。

対応策
“エラーコード:0x80041014“が表示された場合、
解決につながる可能性のあるパターンを記載しています。
プロダクトキーの再確認
エラーメッセージが表示されたことで焦らないでください。
プロダクトキーを、もう一度確認してみましょう。
また、Microsoft 365 管理センターにサインインしているユーザーIDを確認して、
別テナントの情報ではないか確認するようにしてください。
WMIリポジトリの修復
WMIリポジトリの修復をご検討ください。
以下例)
winmgmt /verifyrepository
winmgmt /salvagerepository
Windows OS の再インストール
最も確実な方法ですが、
ユーザー対応で困難な場合は IT 担当またはPCベンダーに依頼して実施してもらいましょう。
購入直後であれば初期化またはリカバリが早期解決の手がかりになりそうです。
Windows の後継バージョンへのアップグレード
旧バージョン(例:Windows 8.1 以前)では Office 最新版と互換性の問題が起こることもあります。
まとめ
エラー 0x80041014 は、プロダクトキー不一致で表示されることもあれば、
Officeの問題というより、
Windowsの内部構成(WMI)に起因する深刻な問題の場合もあります。
ライセンス認証が通らない場合は、以下の順で切り分けを進めましょう。
- プロダクトキー確認
- WMI 修復 or システム復元
- OSの再インストール or アップグレード
しっかりと切り分けて対処すれば、再インストールなしでも回復できる可能性があります。
お読みいただきありがとうございました。
